大学のアジアコミュニティー
こんにちは!
1月は余裕があるはずが、意外と更新ができていません。ウィンタータームのプロジェクトをやりつつ、人も遊び、日本を満喫するのに時間をかけてしまっていました。
さて、最近のブログで、12月に忙しかった2つの理由のうちの一つについて書きました。
今日は、そのもう一つについて書きたいと思います。それが、アジアンナイトマーケットです。
私の大学では、毎年、秋学期の後半、大体12月の頭頃に、大学のアジア系のクラブが一堂に会してイベントを行います。オーバリンにはアジア系クラブがいくつもあり、私はJapanese Student Association、日本人学生会に入っていますが、その他にも中国、韓国、ベトナム、南アジア、等いくつもあります。その学生たちがアジアによくあるナイトマーケットを再現したい、と5年くらい前に始めたのがこのイベントで、それぞれのクラブが、自分たちの国の料理を出したり、パフォーマンスをしたりします。
私は去年からこのイベントの運営に関わっていて、一年生の時はリーダーの指示に従うだけだったのですが、今年はリーダー的立場になりました。このイベントの企画をするクラブの代表になり、一学期走りまわりました。
今回、かなり問題が山積みだったのですが、まず大変だったのが費用の確保。毎年、大学のそれぞれのクラブはその年の予算を提出して、運営費をもらう仕組みなのですが、何故か予算の大部分が支給されなかったんです。
そこでまずは資金確保のため、大学内で出資してくれそうなオフィスに頭を下げ、予算の見直しを、クラブ費の分配をするオフィスにお願いしました。
その為に予算を書き直し、イベントの目的も練り直しました。また、このイベントは様々なアジア系クラブが集まり、企画するクラブが各クラブに出資する形で行われる為、参加予定のクラブの代表に連絡を取り、いくら必要かの把握も必要で、かなり大変でした。
それでなんとか資金を確保できたのが11月。イベントは12月頭。しかも間には、サンクスギビング休暇もあり、急速な行動が必要とされました。
運営メンバーは4人、途中で増えて最後には5人いたのですが、実質殆どの作業が私ともう1人のメンバーの前に積み重なり、大変でした。
そして、もう一つ大変だったのが、アジアコミュニティーに参加できる人は誰か、という毎年続く議論でした。
オーバリンの文化系のクラブ、特に有色人種の集まるクラブには、排他的なものもいくつかあります。アジア系のクラブがまさにそれで、ものによっては、白人学生は入ることが許されなかったり、入っている人が今はいなかったりします。
そんな中、今年はいくつかのクラブに白人学生がいて、それを目の敵にした学生たちが、アジアンナイトマーケットで働ける(食べ物の提供やパフォーマンスをできる)のは、アジア人学生だけにすべきという方針を打ち出しました。
結局それは何度も議論や投票を行うも結論が出ず、そもそもメンバーが少ないクラブは人手不足だったのもあり、全メンバーが参加する結果に終わりました。
正直、かなり精神的にやられました。その他にも、アジアコミュニティー内での、アジア系アメリカ人とアジアからの留学生の間に溝があったり、中国ー台湾の国交問題があったりと、考えることはいっぱいでした。
運営メンバーの中で私が唯一アメリカ人でなかったため、留学生をもっと巻き込みたいと思いつつ、なかなか難しかったです。
その他にも沢山の困難を乗り越え、なんとか開催できた時には何よりもホッとしました。
ちょうど大きい課題や、ブログにも書いた一コマ教える授業も同じ週にあり、図書館でチケットを売りながら勉強したりと大変でした。
本番もバタバタで、走りまわりました。
そして後悔したのが、もっと仕事を割り振っておけば良かったということ。事前準備は、大変ではあってもなんとかできました。でも、当日、沢山のクラブを束ねるという段階になって、多くのアジア系クラブの代表が私以外の運営メンバーを知らなかったんです。
そのため、トラブルや庶務連絡が私に集中し、てんてこ舞いでした。それでも無事に終わったのが本当に良かったです。
やってる間は写真撮れなかったので、終わったときの写真。
もうやりたくないとも思うけど、きっと来年もやるんだろうな〜
今年の教訓、生かせるように頑張ります。
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