Oberlin life 〜アメリカ大学留学記〜

アメリカ、オハイオ州にあるオーバリン大学の1年生です。人口8000人の小さな街での大学生活について綴っています。

田舎の大学のメリット・デメリット

こんにちは!授業1週目も真ん中まできました!

前回の記事で書いた通り、私の大学は、今年度、学期が1ヶ月ずれてしまい、あと3週間で秋学期終了です。で、この冬休み後3週間という微妙すぎる期間のためにキャンパスに戻ってくるのは金銭的に負担という学生がいることや、コロナの影響も考え、この期間の授業はリモート、または対面とリモートのハイブリッドになっています。というわけで1日の予定のほとんどがパソコンで済んでしまい、移動が減ってなんだか余裕のある日々を送っています(手をつけなきゃいけない課題はたくさんあるのですが…やる気がない。)

 

というわけで少し余裕のある日々を送っている私ですが、ここでど田舎と言われるオーバリンに通う私が思う、田舎の大学のメリット・デメリットについて書いていこうと思います。

 

 

オーバリンのロケーション

まずそもそもオーバリンってどこになるの?という人に。

オーバリンは、オハイオ州の北東部にあります。オハイオ州はアメリカ中西部の東の方にあり、アメリカの地図全体で見ると北東部に位置します。五大湖の近くで、実はカナダのトロントにはかなり近いです!

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アメリカの地図の中のオーバリン

オハイオ州と言われてピンとくる人も少ないかもしれません。昔は車の部品の工場などで栄えた地域ですが、その後アウトソーシングにより、どんどんと労働市場が縮小していった地域でもあります。オハイオに留学している、というと、大抵の人はなぜ??って聞きます。アメリカ人のオハイオ州のイメージはトウモロコシ畑。

そして実際に、大学のキャンパスから一歩出ればそこには壮大なトウモロコシ畑が広がっています。実は私はオーバリンがどこにあるのかもよくわからずにただただ大学自体に惹かれて進学を決めたのですが、今では田舎に留学してよかったと思っています!なのでよく聞かれる、田舎どうですか?に答えていきたいと思います。

 

田舎のメリット

  • 人が優しい

これは本当に大きいです。すれ違った知らない人でも笑顔で挨拶し合う環境は、都会にはないと思います。そういった人との触れ合いは大きなメリットかなと思います。

あとそれと関連して、近隣のお店もみんな優しいです。カフェで何時間居座っても怒られないし(というかくる人のほとんどが大学関係なのでみんな慣れてる)、レストランの店員さんと仲良くなったり、色々と気にかけてくれたり。

 

  • 近隣に住む教授が多い

周りに何もない分、大学の大学のある街に住んでいる教授も多いです。約9割の教授・スタッフがオーバリンの街に住んでいると言われています。

だから、散歩してたらばったり、なんてことも珍しくありません。教授の家に招かれたり、一緒にご飯を食べたりお茶したり。学長が近所のベーカリーにお金を払って、学生は10ドルまで無料、なんてキャンペーンが行われたり。教授のお子さんのベビーシッターや家庭教師を頼まれることも少なくありません。

 

  • 物価が安い

田舎のメリットの1つは物価が安いこと!周りに農家が多いのもあり、野菜や果物は農家の方から直接買うこともできます。夏にはファーマーズマーケットが開かれるのも、楽しみの一つ。

そして、家賃とかもとにかく安いです。夏に友達とシャアハウスをしていたのですが、家賃は1ヶ月で400ドル(5万円弱)でした。これが東・西海岸に行けば3倍とかするので、圧倒的にお得だと思います。

 

  • 誘惑が少ない

これは学生にとっては良いと個人的には思います。周りに誘惑がありません!笑

キャンパスの真横にダウンタウンがあり、一通りのものは揃いますが、あるのはレストラン10軒ほどとカフェ。あまり遊ぶ場所、というのはありません。だから必然的に勉強に集中できる環境になるのかなと思います。

 

  • キャンパス内の活動が充実する

これは1つ前の点と繋がっていて、私自身、受験の時には盲点だった部分なのですが、田舎の大学の場合、周りに行くところがあまりないので、週末でもみんながキャンパスに残ります。だから、キャンパス内のイベントや課外活動がすごく充実しています。住む場所もみんなキャンパス内または通りの向かい側、くらいの近さなので常にコミュニティーみんながキャンパスにいる、という感覚です。

その点、都会の大学だと、周りに色々あるから、みんながキャンパスにいる、集まるっていうのは少ないのではないかなと思います。キャンパスライフやコミュニティーを大事にしたい人には田舎の大学、おすすめです!

 

  • 治安が良い

これは本当に大事です。おすすめはしませんが、私は深夜2時すぎに一人で外を歩いたことも何度もあります。それができちゃうくらい、安全です。街自体がとっても安全なのに加え、小さいコミュニティーで警察等の人たちもすごく優しいのでそこも安心要素かなと思います。

 

田舎のデメリット

と良いことばかりずらずら書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。

  • アクセス

これは、何度悩まされたことか…オーバリンには公共交通機関が通っていません。

休みの始め・終わりには空港とキャンパス間を行き来するシャトルが出たり、毎週土曜の午後にはショッピングシャトルも出ているので、全く交通手段がないわけではありません。でも、ちょっと出たいな、という時の交通手段は車しかないので、運転ができない人は、車を持っている友達を見つけるしかありません。でも、乗せてもらうとなるとそれなりに気を使いますし、予定を合わせたり、、ってなると結構めんどくさいです。

Uber等の配車サービスは?と思った方。オーバリンほどの田舎になると、Uberのドライバーがそもそも近隣にほとんどいません。なので大抵30分〜1時間待ちます。買い物に行ったら、着いてすぐに帰りの車を探すレベルです。

 

  • 色々な施設・サービスが遠い

1つ前の点と被る部分もあるのですが、とにかく色々遠い!

買い物に関しては、一応、ダウンタウンのお店で最低限の日用品は揃います。が、ブランドや種類はあまり選べません。徒歩15分のところにCVS(アメリカ全土で展開しているドラッグストア)、20分のところにIGA(スーパー)もありますが、まあまあ遠い。生鮮食品はIGAが一番近いのですが、徒歩20分強って意外とあります。食品を運ぶとなると特に。そしてこの2つの店も、田舎なせいか?品揃えは…です。田舎の店!って思って行ったら結構あるじゃんってなるんですけど、品切れのことも多かったり。一回スパムが売り切れたら3週間くらい補充されないということがありました。スパムに限らず、こういうことが起きるんです。

日用品・食品等がきちんと揃っている店、となると一番近いのがWalmart(大型の店。日本で言うスーパーとホームセンターと電気屋さんをくっつけた感じです)になるのですが、徒歩50分!1回歩きましたが、歩道はないです。そして鹿が出ました。笑

大学から出てる週1のシャトルに乗るか誰かに乗せてもらうかなので滅多に行きません。

 

あと、最近困ったのが領事館が遠い。これはレアケースかもしれませんが、パスポート更新が必要になったんですね。で、日本のパスポート更新って直接自分で大使館・領事館に行かなければいけないのですが、オハイオ州には領事館がなく、ミシガン州デトロイトの総領事館の管轄になっています。デトロイトに行くには、まずオーバリンから車で30分かけてバス停に行き、長距離バスで3時間半。パスポートは大事とはいえ、そこまでするのか…ってなります。今までで一番、ボストン・NY・LAに留学してる友達たちが羨ましくなりました。笑

 

  • 買い物は基本的にオンライン

全てが遠い、となると買い物は必然的にオンラインになるんですね。特に服や靴はまずここでは手に入りません。なので、試着は基本的にできない。でもアメリカって返品天国なので返せるし、そこは私はあまり気にしてません。そもそもあまりショッピングをこっちでしないのもありますが…

あと、こっちのAmazonってすごい返品が簡単で、だから段々と私も気にしなくなってきました。こっちでの驚きの?Amazonの返品方法についてはまた書きますね!

 

まとめ

と言う感じでしょうか。なんだかんだでデメリット少なかったですね。

まあ田舎とはいえ車で40分で都会(クリーブランドというマイナー都市ではありますが…)に出られるし、普段は勉強や課外活動に忙しくてあまり気にならないかなと思います。が、私ショッピングできる環境じゃないと死んじゃうんですみたいな人には田舎の大学はおすすめしません。笑(コロナの影響もありますが、私がここ2年間でモールに行った回数はたったの2回です)

 

今回はこれで以上です!とりあえず学期末っぽくない学期末、頑張ります。

 

近所のカフェで買った朝ごはん。三が日から授業だった自分へのご褒美。これ2つで5ドルは安いのかな?

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