Oberlin life 〜アメリカ大学留学記〜

アメリカ、オハイオ州にあるオーバリン大学の1年生です。人口8000人の小さな街での大学生活について綴っています。

7月の読書記録

こんにちは!8月に入って少し経ちました。段々と仕事も落ち着いてきて、帰る準備も始めないとなと思っています。

 

さて、毎月恒例の読書記録、書きたいと思います。7月は最後の方ラストスパートでかなり読みました。通勤に慣れてきて、電車で寝落ちすることが無くなったので、その分読みまくっています。

 

1冊目!

Creative Schools: The Grassroots Revolution That's Transforming Education

Creative Schools: The Grassroots Revolution That's Transforming Education

 

私が一番好きなTEDのスピーカー、Ken Robinsonの著書です。この方のTED talkはTED史上最高の視聴率なので知ってる方も多いと思います。メッセージは強いし、上手くユーモアを入れてくるのであっという間に感じるし、最高です。

教育に興味のある身としては本も読んでみたいと思っていたので読めて良かったです!実体験や、様々な実例をたくさんあげてくれていたので、すごくわかりやすい本でした。あと、本にもユーモアを入れてくるので、電車等で読みたい方は注意です…笑。

私も何度か満員電車で爆笑しそうになりました。

 

2冊目!

Giving Kids a Fair Chance (Boston Review Books)

Giving Kids a Fair Chance (Boston Review Books)

 

私が教育経済学を学びたいと高校生の時に決めた時に、オススメしてもらった本です。読むのは2度目。かなりさらさらっと読める本です。

この本の良さは、構成だと思います。三部構成になっていて、第1部が著者の研究、第2部が他の研究者による批評、第3部がそれに対する著者のレスポンスとなっています。まだ本格的な教育経済学の研究論文を読むには知識の足りていない私にとって、様々な研究者による批評が入っているのは、色々な見方ができて面白いです。研究を読んですごーいで終わるのではなく、こういうことも考えないといけないな、とわかるのが良いです!教育経済学に興味のある方にはおすすめです。ちなみに日本語版もあります!

 

3冊目!

「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン

「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン

 

ヨシタケシンスケさんのイラストに惹かれて手に取った本です。私は、中学生の頃に自己啓発本にはまり、その後すっかり冷めて、最近は全く読んでいませんでした。でも、この著者はなかなか面白い考え方を持っていて、良かったです!

 

4冊目!

LESSONS FROM MADAME CHIC

LESSONS FROM MADAME CHIC

 

こちらは、日本でも人気になった「フランス人は10着しか服を持たない」の英語版です。私は、中学生の頃に日本語版を読んで以来、定期的に読むくらい大好きです。英語版も読むのは2度目ですが、何度読んでも大好きな本です。すごくQOLを上げたくなる、素敵な人生を送りたくなるような本だと思います。

 

5冊目!

静かな雨 (文春文庫)

静かな雨 (文春文庫)

 

大好きな宮下奈都さんの本です。宮下奈都さんへの愛はたびたびこのブログでも語ってきました。好きすぎて、本屋に行くたびに店にある、読んだことのない宮下奈都作品を大人買いしています。というわけで4冊買ったうちの1冊目です。

とにかく綺麗な言葉の紡ぎ方、ドラマチックなことは何も起きないけど、日常を美しく描き切るその物語、全てが大好きです。この本も、決して大きなことが起きるわけではないけど、人間の美しさがわかります。好き。

 

6冊目!

反社会学講座 (ちくま文庫)

反社会学講座 (ちくま文庫)

 

お母さんに渡されたこの本。名前に引き込まれて読んだら面白すぎました!

社会学を、都合の良いエビデンスだけ見て結論を導くと散々に批判しておいて、「イギリス人はみんなフリーターです」とか、断言しすぎだし。これは本当に爆笑注意なので、満員電車で読まないことをお勧めします。ちなみに、この本の中で、アメリカ人の学生は本当に日本人の学生より自立しているのかという部分があり、ちょっとそれについて今度突っ込んで書きたいと思います。

元気が欲しい時にはおすすめ!あと、社会学、統計学、等の社会科学系に興味のある方にはすごくおすすめです!!

 

7冊目!

ふたつのしるし (幻冬舎文庫)

ふたつのしるし (幻冬舎文庫)

 

宮下奈都作品、今月2冊目!

宮下奈都さんの作品って、いつも登場人物に感情移入してしまいます。この作品の登場人物も、決して自分と似ているわけではないのに、それでも引き込まれてしまいました。

 

8冊目!

遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)

遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)

 

7月の、自分的ヒット。短編集で、あまり期待していなかったのですが、お気に入りになりました。詳しく書いてしまうと読む楽しみがなくなりそうだからあまり書きません。が、ここで繋がるのか!!と気づきの多い本でした。

 

9冊目!

たった、それだけ (双葉文庫)

たった、それだけ (双葉文庫)

 

これは、割と内容が重かったですが、最後まで読むと、すごく暖かい気持ちになる作品でした。続きが気になるような、想像だけしていたいような…そんな終わりかたです。

 

10冊目!

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 

「西の魔女が死んだ」、中学生の頃に読んで以来、久しぶりでした。今読むからこそ気づくこととかもあり、凄く良かったです!昔読んだ本を読み返すと、自分の変化とかにも気づける気がします。

 

11冊目!

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)

 

冬休み中に箱根で星の王子様ミュージアムに行って以来、読みたかった本。童話だし、すぐに読めてしまう本だけど、奥が深かったです。沢山、考えさせられる本。また読み返したくなるような、そんな本だと思います。

 

12冊目!

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)

 

中学生の頃にはまった、朝井リョウさん。久しぶりに読みました。就活に関する本で、自分も他人事とは言ってられないのかと思うと、見方も変わりました。朝井リョウさんは、かなりどんでん返しが上手いんですよね…伏線を張りつつ、最後に出てくる諸々…この本を読むのは2回目だったのですが、それでも面白かったです!!

 

13冊目!

何様 (新潮文庫)

何様 (新潮文庫)

 

「何者」の続きみたいな本。これを読むために「何者」を読んだんです。短編集で、前の本の登場人物等を把握していないと、読むのが難しいかもしれない感じです。面白かったけど、私は前作の方が好きかなと思いました。

 

以上です!結構読みましたね。今年は目標の100冊達成できるかな?したいな〜