Oberlin life 〜アメリカ大学留学記〜

アメリカ、オハイオ州にあるオーバリン大学の1年生です。人口8000人の小さな街での大学生活について綴っています。

ホワイトデーよりパイデー

こんにちは!

 

今日は3月14日、日本ではホワイトデーですね。ホワイトデーの文化は海外には無いようで、日本ではホワイトデーっていうのがあるんだよね?と友達に聞かれました。そもそもこっちのバレンタインデーは女子から男子ではないですしね。(ちなみに、アメリカのバレンタイン事情についてはこちらから)

 

そんな3月14日ですが、アメリカでは全く別のイベントがあります。それは、パイデー!食べ物のパイ🥧ではなく、数字のパイ(π)です。そう!円周率、3.1415926…と永遠に続いていくあれです。その3.14をとって3月14日はアメリカではパイデーと呼ばれています。

 

では、パイデーに何をするのか。予想がつく方もいるかもしれませんが、パイを食べます。笑。こちらは、普通のパイです。私が高校時代に通っていたインターナショナルスクールでも、数学のクラスでパイを持ち寄ったりしていました。そして数学関係なので、数学や算数のクラス以外は一切盛り上がりません。とにかく数学の先生たちが異様に張り切る日です。

 

そんなパイデーですが、高校でも学年が上がるにつれてあまり盛り上がらなくなっていたし、大学数学はとにかく大変で、パイデーのことなんてさっぱり忘れていたのですが、さすがアメリカ。数学学部、大盛り上がりな1日でした。

 

予兆は1週間ほど前。私の数学のクラスは、教授が最初の15分ほどレクチャーしたあと、グループに分かれて問題を解くのですが、そのグループは2週間ごとに変わるんですね。普段は前の列から順に数えていったりしてグループを決めるのですが、この時は教授が色んな種類のパイの名前を黒板に書き、好きなパイごとにグループに分かれました。その時に、あっ、大学でもパイデーあるのね。と思いました。ちなみに、パイは色々あったのですが、私は知らないものが多く、キーライムパイを選びました。結果、すごく良いグループになって良かったです。笑。パイ関係ない…

 

そして、パイデー当日。数学学部開催のイベントが2つありました。まずは、昼にゲストスピーカーが来て、ピザパーティー。ピザもパイだと教授は主張していましたがよくわかりません…これには私は行けませんでした。お昼は友達と食べるの優先です。

 

そして、こちらが本番かな?3時14分に、数学学部のオフィスにある小さな図書室で、パイを食べる会がありました。パイデーの歌の歌詞が配られ、ハッピーバースデーの歌に合わせてハッピーパイデーと歌い、教授がそれぞれ作ってきたパイが大量に並んでて好き放題食べるという。笑。人が多すぎて写真が撮れなかったのですが、なかなか凄い光景でした。

 

私の教授は、クラスで好きなパイごとにグループに分かれた時に一番人の多かったキーライムのパイを作ってきていて、私が選んだやつ!と思ったのでそれを食べました。キーライムにココナッツクリームが乗っていて、適度な甘さで美味しかったです。そして、数学の教授や数学専攻の学生、数学好きが集まっていたので、その雰囲気が楽しかったです。クラスでいつも隣に座っている子と沢山話せたのは大きな収穫でした。

 

終わった後、廊下に出てみたらこんな張り紙が。

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近くに寄って見てみると。

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徹底してますね…

 

教授はπと書かれたバッジを付けていたり、イベントのたびにすごく張り切ると話題のとある教授は1週間パイに関するTシャツを着続けたり、なかなか楽しい数学学部でした。

 

今日なんだか色々とイレギュラーの多い1日で少しバタバタでしたが、こういう風にイベントで大盛り上がりできるのは楽しくて良いなと思いました。来年のパイデーも楽しみです!