Oberlin life 〜アメリカ大学留学記〜

アメリカ、オハイオ州にあるオーバリン大学の1年生です。人口8000人の小さな街での大学生活について綴っています。

2月の読書記録

こんにちは!気づいたら3月に入って数日経ってしまいました。1月やったのに2月にやらないわけにはいかない!ってことで読書記録書きたいと思います。

 

2月は春学期が始まってかなりバタバタしていたので、読めたのは2冊でした。でもそのうちの一冊についてはかなり深く書きたいと思います。

 

〜日本語〜

今月読んだ日本語の本はたったの一冊でした。

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

 

こちら!大学の東アジア学のオフィスで借りてきました。日本語の先生方のオフィスのところに日本語の本の沢山ある本棚があって借り放題なんです〜

 

一度読んだことはあるのですが、本棚見てていいなと思って借りてきて一気読み。以前読んだのは高校生のときかな?最近ではあるのですが、以前とはまた印象が違い、深かったです。また数年後に読みたい感じの本でした。ちなみに数学大好きなのでそこも良かったです!

 

〜英語〜

英語の本は授業のために読みました。

Elusive Utopia: The Struggle for Racial Equality in Oberlin, Ohio (Antislavery, Abolition, and the Atlantic World) (English Edition)

Elusive Utopia: The Struggle for Racial Equality in Oberlin, Ohio (Antislavery, Abolition, and the Atlantic World) (English Edition)

 

こちら。オーバリンの歴史です。オーバリンの口述歴史の授業のリーディングでした。締め切りに間に合うかギリギリでしたが、最後は夜遅くまで頑張ってなんとか読みきりました。ちなみに著者はオーバリンを退職された教授お二人で、大学の図書館で講演会が行われ、翌日には授業にお話ししにきてくれました。サインまで頂きました…

 

この本、最初は授業のために読まなきゃいけないという義務感があり、難しい単語も多くて必死だったのですが、最後の方はかなり楽しんで読めました!まず、登場人物の名前。大学のいろんな建物についてる名前を実際に持った人たちがオーバリンでどのように活躍していたのかということがわかり、大学のキャンパスを見る目が変わりました。

 

そして、歴史も。オーバリンは全米で初めて黒人学生、女子学生を受け入れた大学です。常に先進的な考え方で生徒を育ててきました。と、大学は宣伝します。間違ってはないです。でも、実際には全く差別がなかったわけではない。今まで知っていた薄っぺらいオーバリンの歴史に関する知識に奥行きが出た気がします。

 

私は今、ツアーガイドとして働いていますが、そんなときにも思わず大学の歴史について話したくなります。色んな建物にまつわるちょっとしたエピソードを知っているのは楽しいです!

 

そして、教育学の授業とのリンク!以前、教育学の授業で歴史人物になりきってパネルディスカッションする課題が出たと書きました。そこで私が演じたBooker T. Washington、なんとオーバリンを訪れていて、息子をオーバリンに通わせていたんです!!!

 

一気に親近感が湧きました。実際に物語の中で見ると、歴史人物への見方も変わるなと実感しました。

 

以前にも書きましたが、この歴史の授業、教育学の授業とリンクするようになっている、StudiOCというクラスです。だから余計に授業間の繋がりを見出すことができ、勉強していることへの意味が見いだせてすごく楽しいです。そもそも今学期は、興味のある教育学を徹底的に追求するという目標があり、授業のお陰でいつも色んなことを考えていられるのはすごく楽しいです。ちなみにアドバイザーとこの間そのことを話していたら、日記つけてる?と聞かれ、英語で教育学日記をつけ始めました。教育について思ったことを英語で書きまくるという自己満足な日記ですが、将来に生かしたいです。

 

以上、2月の読書記録でした!Elusive Utopia、興味持った人は是非読んでみてほしいです。社会の人種差別の流れとは少し違った歴史を辿ったオーバリンの物語は面白いです!!

 

そして3月はもっと沢山本読めるといいな…既に2冊は読んだのですが、浅田次郎にハマりつつあります。

 

では!