Oberlin life 〜アメリカ大学留学記〜

アメリカ、オハイオ州にあるオーバリン大学の1年生です。人口8000人の小さな街での大学生活について綴っています。

暇すぎてツイッター始めてみた

こんにちは!

 

タイトル通りですが、ツイッター始めてみました!

 

暇なんです、、、

今週は授業禁止、来週は春休み、休み明けの宿題はあるけどなかなかやる気も出ず。折角の機会なので、ブログのアクセス伸ばすのでも頑張ってみようかなと思っています。

料理しようにも私の寮は残っている子が多いから食事時はキッチン大混雑だし、部屋の片付けはやり込んじゃったし。こんな時にアメリカにいるというのも珍しい経験だと思って、こっちの様子を発信していこうと思います。

 

ちなみにオーバリンは今週末、合格発表です!発表されたら、合格者への連絡とか、少しは忙しくなるかな、、

 

それから、今日は、大好きな教授が、キャンパスに残っている人たち集めてオンラインティーパーティー(という名のZoomで話す会)を開催してくれました。

教授たちもオンラインになった授業の計画立てたりで忙しいのに、こうやってキャンパスに残った学生たちのことを考えてくれて本当に感謝です。 

 

とりあえず、引きこもり生活も4日目?疲れも出てきたので、散歩くらいはして、部屋で運動して、本読んで、乗り切ります。

最後にきょうの料理。きゅうりとキャベツをごま油・鶏ガラスープの素・塩昆布で和えた常備菜が美味しすぎました。あとは、お母さんがいつも作ってくれるひき肉・玉ねぎ・ジャガイモのオムレツです。にしても動かなすぎてお腹が空きません。 

 

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何が正しいのかわからない

コロナウィルスネタが続いていてすみません。アメリカは、トランプ大統領の非常事態宣言や、大学の授業がオンラインに移行したのもあり、今は誰もかれもがコロナウィルスのことしか話さないので、それ以外、正直思いつきません。

 

さて、今回はコロナウィルスとオハイオ州の対応について書きたいと思います。

オハイオ州に最初のコロナウィルスの感染患者が確認されたのは1週間前の3月9日、その後増え続け、とうとう50人を突破したようです。ちなみに、オーバリン大学でも、食堂のスタッフ一人の感染が確認されました。

 

ここで私が感心したのが、オハイオ州知事の対応の早さです。

感染者が確認された時点ですぐに非常事態宣言を出し、(そのせいでパニックになった人もいたとは思いますが)すぐに対応を促しました。そして昨日、3月15日日曜の夜9時を以って、州内のレストラン・バーのイートインは一旦全て営業停止とし、テイクアウトとデリバリーのみが続けられている状態です。

それを受け、オーバリンの地元の店でもキッチンに隣接したレジから離れた場所でのお会計や、ネットでオーダーできるシステムの構築等、新たに対応する場所が増えています。

 

また、オハイオ州にはクリーブランドクリニック、と言う、全米でもトップレベルの医療を誇る病院があるのですが、そこは、すぐに結果が出る、ドライブスルー式の検査を開発したそうです。クリーブランドはここから30分ほどなので、何かあればそこに行けます。

 

そして、前回も書いた買い占めですが、悪化しているようです。私は一通り自炊できるくらいには買ったのでもう買い物には行っていませんが、紙製品だけでなく、パン、肉等もなかったと、今日買い物に行った友達が言っていました。(肉なんてそんなにもたないのに、買い占めてどうするのでしょう、、)

ちなみに、日本で一時期売り切れていた納豆は、こっちのアジア系食料品店には通常通り並んでいました。納豆嫌いの私は買いませんでしたが、、、

 

さて、こんなオハイオ州にいて、ここ数日戸惑うのが、ネットや家族との電話で見る日本とのギャップです。日本はアメリカよりだいぶ前から感染者も確認され、休校にもなり、他国からは対応の悪さについて指摘されることもありました。

でも、今見ていても、日本でレストラン等が閉まっているという話は聞きません。もちろん、外食産業も打撃は受けていると思いますが、こっちでは、感染者確認から1週間で全て営業停止です。

 

そんな大きなギャップを見ていて、どういう反応をするのが正解なのかわかりません。日本を見てからアメリカを見ると、買い占め等も含めて、過剰反応のように思えてしまいます。

でも、ここにいると、みんな外出も控えていて、レストランの営業停止も、正しい判断という見解しか聞かないため、日本がゆるいのかなと思えてきました。

 

それと同時に、ベトナムにいる私の高校の先生たちのソーシャルメディアの投稿を見ていると、ベトナムでの徹底した隔離等の政策と、いかにアメリカが管理不十分かが書いてあります。

それを全て見ていると、結局、自分はどう反応すべきなのか、どう行動するのが正解なのか、どんどんわからなくなっていきます。

 

今、ヨーロッパから帰国する人たちと、全米中から実家に帰宅する大学生たちでごった返す空港を通って家に帰ろうとは思いません。この小さい街では、コロナウィルスの波が来れば、かなり早く広まるのはわかっています。でも、今はここに留まることを私は選びました。

それでも、毎日、世界各地にいる友人それぞれの反応・行動・選択を見ていると、何をすべきなのかつい考えてしまいます。

 

コロナウィルスとアメリカ(オハイオ州)

こんにちは!

 

前回の記事では、コロナウィルスへの大学の対応とキャンパスの様子について書きました。今回は少し視点を変え、街の様子、買い占め、等について書きたいと思います。

 

私が通うオーバリン大学はアメリカ中西部オハイオ州にあります。

オハイオ州に最初のコロナウィルス感染者が確認されたのが、3月9日月曜日でした。その後、徐々に増えていき、一番最近発表された数が37(3月15日夕方現在)です。どんどん増えているため、感染者数を更新していくのは不可能だと思うので、今の状況を書いておきます。

ちなみにオーバリンの街ではまだ出ていませんが、近隣の都市では感染者が確認されています。

 

3月9・10日

私は、アメリカで在留届を出しているので、最初のケースが出てすぐに現地の領事館からメールが来ました。その時点では大学からのアナウンスはありませんでしたが、すでに西や東海岸の大学がオンライン授業・休校・閉鎖等になっていたので、いずれ来るかなという予感はありました。その翌日の午後(3月10日火曜日)、まだ何もアナウンスのなかった時点で一度スーパーに行き、少し食料品を買っておいたのですが、その時にはまだみんな落ち着いていて、スーパーの品揃えも普段通りでした。

 

そして、3月10日火曜の夜に大学が春休み開始を早めること、オハイオに感染者が出ていること等を発表。その夜にウォールマート(アメリカの大型スーパー?なんでも売ってる店)に行った友達から、トイレットペーパーがないという連絡が来ました。

 

3月12日

その後、3月12日木曜日にみんなの寮からの退去日が早まり、今学期の残りの授業がオンラインになることが発表されました。それと同時に、大学の売店での買い占めが起きました。ただこれは、巷のスーパー等での買い占めとは少し性質が違うものではありました。

というのも、大学のミールプランには、この売店で使えるお金というのが含まれていて、みんなの学生証にチャージされているんですね。で、みんな帰るということはこのお金を使いきれなくなるということなんです。

それで焦った人たちが売店で買い占めを起こしたというわけです。まあ、残る人たちは自分のための食料確保もあります。ちなみに、お金のためだけに買い占めて、どうしていいかわからないとカップ麺を道端で配る学生まで現れました、、もう少し、本当にその食べ物が必要な人たちのことを考えて欲しいのですが、なかなか難しいですね。

 

3月14日

そんなこんなを経て、その後は引っ越し準備で持っていた食料を放出する人も現れました。残る私は、大学内の学生運営のカフェ兼イベントスペースで卵48個と、業務用バター2個もらったり(残る人たちでシェアするためです)、持って帰れないから、と友達に小麦粉やタピオカをもらったり。

作れるものがほとんど卵料理なので、卵が手に入って、めちゃくちゃ安心しました、、

 

それと同時に、もう一度スーパーに行って来ました。3月14日土曜日の時点で、オーバリンの地元のスーパーはこんな感じでした。

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アメリカでは、日本より買い占めがひどく、紙製品だけでなく、小麦粉製品や保存のきく食品がことごとくスーパーから消え去っているようです。オーバリンはまだ感染者がいないのもあるのか、田舎すぎるのか、わかりませんが、一応トイレットペーパーも、食べ物もありました。でも、パンなんて普段の半分以下しか残っていなくて、思わず一袋買ってしまいました。

 

そして心配なのが、今後のスーパー等の営業状況。すでに営業時間を変更した店もあるらしく、この小さな街にコロナウィルスがやって来たら、街の機能が一切停止してもおかしくないと思っています。

また、残る学生向けには、今は食堂が発砲スチロールの入れ物に食べ物を詰めて提供していますが、その食事はいつまで続くのか、、、未知数なのと、そもそもの栄養も心配で、私は自炊する覚悟でいます。

 

そして、大学の売店も、この日の夜に行ったらこの通り。ほとんどもぬけの殻でした。最後に少し残っていた紅茶と、翌日の朝食用にサンドイッチ購入。こんな光景、珍しすぎます、、、

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3月15日

そして今日、日曜日ですが、ほとんど外出していないので外の様子がよくわかりません。明日で許可を得ていない学生はみんな退去なため、かなり静かになって来ました。

街のレストランは今のところ通常通りに営業しています。子供の引っ越しを手伝いに来た家族や、街の人たち、友達との最後の時を楽しむ学生たちでむしろ混んでいるくらいです。

 

でも、学生がみんないなくなったら、大学生が3分の1を占めるこの街のビジネスはどうなるのか、地元の人たちは心配しているようです。営業停止にならない限り、たまにはレストランに気分転換に行こうと思います。寮から徒歩10分とかなので。

 

と、今の所のオーバリンの街はこんな感じです。ほとんど食べ物の話になってしまいましたが、それ以外は特筆すべき変化は今の所ありません。

隣の州、ミシガンの大学に通う韓国人の友達はスーパーで心無い言葉をかけられたと言っていましたが、ここではそういうことも今の所ありません(中国人の子が、マスクをつけていたら何か言われたみたいです、、今の所マスクをつけているのは中国人だけです)

 

これからどうなっていくのか、また頻繁に更新していきたいと思います。それと同時にオンライン授業の様子や、普段通りの記事も書きます。

混乱とパニックの中で

こんにちは!

 

日本では数週間前からイベントの中止、大型遊戯施設の休館や小中高の休校要請が始まっていましたが、アメリカにも新型コロナウィルスの波がやってきました。

 

私のいるオハイオ州は3月10日月曜日に初めて3件確認され、それを受けて州知事が非常事態を宣言しました。その後、各大学に様々な要請が出され、火曜の夜からメールがひっきりなしに届いています。

 

火曜の夜(3月10日)

春休み(3月21日〜29日)の開始が2日早くなることが発表される。家に帰れる学生は帰ること、休み後のオンライン授業の可能性を示唆される。

 

水曜日(3月11日)

春休みにキャンパスに残れるのは許可をもらった人のみになる。それ以外の人は3月21日土曜日の正午までにキャンパスを発つことが義務付けられる。授業がオンラインになるかは、3月25日までに発表されるとのこと。

 

木曜日(3月12日)

オハイオ州の要請により、対面授業が翌日(3月13日)まで、そして許可をもらっていない学生は3月16日月曜の正午までにキャンパスを発つこと、という通達がなされる。今学期の残りの授業は全てオンラインに移行することが発表される。

 

3日間で状況が一変し、キャンパスは混乱に陥りました。一つ一つのアナウンスがあるたびに泣く子達、パニックになる子達が、沢山いました。特に木曜の発表を受けて、卒業する4年生たちはもうキャンパスに戻らないことが決まり、泣く学生が沢山、、、

その間にグローバルパンデミック宣言、トランプ大統領の非常事態宣言もあり、本当に沢山のことが一気に起きました。

それ以外にも、突然の通達、パッキング、あまりの状況の変化にショックを受けている学生が多くいました。家に簡単には帰れない子もいますし、仕方ないとはいえ、難しいですよね、、、

 

初めてのことに私も驚いてはいますが、不思議と落ち着いていると言うか、開き直っています。なるようにしかならないし、いま私ができることは少ないし。

留学生に関しては、大学側が、国外への移動は避けるようにとの通達を出しているのもあり、キャンパスに残る許可は下りました。状況を見つつ、とりあえずはオーバリンにいるつもりです。

 

今はとにかく、周りの人たちをサポートすることに尽力しています。火曜に最初のメールが来て以来、友達からくる沢山のメッセージに一つ一つ返信し、わかる情報は提供してできるだけ落ち着いてと声をかけて来ました。

 

そして同時に、授業や仕事にはできるだけ通常通りに取り組んで来ました。特に仕事は、いま大学のインターナショナルオフィスとアドミッションオフィスで働いているため、責任を感じることも多く、、、

来週末に合格発表があるのですが、合格した学生向けのキャンパスでのイベントができない分、オンラインコンテンツの作成、ソーシャルメディアの担当の時には、普段通りの態度でいること、等やることは沢山あります。

インターナショナルオフィスは、帰るべきか、帰らぬべきか、その他もろもろで質問のある学生が殺到。私は、アポの取り方を教えたり、デマに惑わされている学生と話したりしていました。また、キャンパスに残る申請をした留学生向けに、いつ許可が下りるのか、等の情報を、インターナショナル生担当のスタッフさんと連絡を取り合ってアナウンスしています。

お陰で連絡してくる人たちが沢山で、対応に追われています。

 

いまは、ショックはだいぶ去り、みんなちょっと虚無感や心にしこりを抱えつつ、パッキングをしています。バタバタとしたお別れ、荷物の片付け、余った食べ物を大量に配布する人たち、、、

ずっと周りをサポートしようと頑張ってきましたが、私もだんだんと疲れも出てきました。色んな人の悩みを聞き、自分はブレずに笑顔を保つのは簡単ではありません。

 

これは友達とも話したことなのですが、こういった、緊急事態、というのは、みんなの芯の部分が見えるということを実感しました。だから、周りと話していて、普段は見えない部分が見えて正直傷つくことも、がっかりすることもありました。誰のせいでもないからこそ、憤りを向ける矛先を間違えて怒鳴ってくる子もいたり、、、

 

でも、こんな時だからこそ、みんなの助け合いの精神に触れ、心が温かくなることも度々ありました。一時は「天と地がひっくり返るような」と形容したスタッフもいたくらいのパニックに陥ったキャンパスですが、共に乗り越えようとする、優しい人たちが沢山います。

住む場所・交通手段・食べ物等を提供している人と探し求めている人をマッチングできるスプレッドシートを学生自ら作成し、全学生に共有されています。家に帰ることもオーバリンに残ることもできない学生を自宅に泊めてあげる子も沢山います。

教授やスタッフも、何かあったら言ってねと言ってくれています。私の友達は教授のガレージの空きスペースに荷物を置かせてもらっていたり。私は、友達とスーパーで買い出しに行った帰り、面識もない大学の教授がキャンパスまで車で送ってくださりました。感謝しかありません。

 

少しとりとめもなく書いてしまいましたが、今のところ、オーバリンの現状はこんな感じです。今日は多くの学生がもうキャンパスを発ち、だいぶ静かになってきました。私はここ数日の疲れが出て、部屋にこもっていました。

 

というわけで、コロナウィルスと大学の状況でした。また、スーパー等の買い占めなどについては別で書きます。

大学のオフィスでインターンして学んだこと

こんにちは!

 

今日の記事はタイトル通りですが、大学内のオフィスでインターンをしている私が学んだこと感じたことについてです。

 

以前、課外活動について書きましたが、私は大学内でいくつか仕事をしています。ちなみに学生ビザでアメリカに来る留学生は、キャンパス内でしか働けません!OPTとかCPTとか、キャンパス外で働ける制度はありますが別で申請がいります。なので普段はキャンパス内のみ!

 

そして、私がしている仕事の殆どはいわゆるアルバイトです。アルバイトは、やることが決められていて、ある程度はスキルが必要だけど、誰でもできるものが多いです。日本語のチューターは日本語が話せないと難しいけど、仕事内容自体は、こっちがそこまでたくさん用意するわけではないし。そんな中、去年の春学期の終わりにオファーをもらい、今学期は大学のアドミッションオフィスでインターンをしています。

 

 このポジションは、今年度、私がやり始めたことで新設されたポジションです。私はずっと、大学の日本人学生を増やしたい、受験生を増やしたい、と言う思いから、国外の受験生をよりサポートできる方法をたくさんアドミッションオフィスに提案してきました。そんな私に、アシスタントになってくれない?と声をかけてくれたのが、インターナショナルアドミッションカウンセラー(国外からの出願を担当している方)でした。

このアドミッションカウンセラーさんは、私が一年生の時にオーバリンに来たので、私が受験した時には関わることがなかったのですが、最近来たからこそ、こんなに仲良くなれたのかなと思っています。

 

仕事内容は、かなり自由で、その時々で必要なことをしています。今のアメリカの大学の留学生の現状について調べることもありますし、受験生とのメールのやり取りは沢山しました。あとは、出願シーズンにはスカイプ面接も毎日のようにやっていて、時差もあるから毎朝早起きでめちゃくちゃ辛くも、いろんな高校生と話ができてすごく楽しかったです。

それから、個人でプロジェクトもやらせてもらっていました。あと2週間ほどで合否発表があるのですが、その直後に合格者に送られるメールのコンテンツ作りをして来ました。キャンパス内にいる留学生たちにインタビューをして、それぞれがオーバリンを選んだ理由、オーバリンの良いところ等について語ってもらいました。(もしオーバリン受験生・合格者がこのブログを読んでいたら、そのメールは合格発表後、週一のペースで送られるので楽しみにしていてください!)

 

インターンで学ぶことは、アルバイトよりも多いです。仕事内容が決められていないから、常に自分に何ができるのか考えさせられます。

また、在校生へのインタビューを通して、普段接しているときには見えない面をみんな持っていて、オーバリンの学生の凄さを知りました。オーバリンが好きな理由を聞いたらみんな答えが違ったんです!!それだけ色んなことができる環境なんだなと実感しました。(私はそれを生かし切れているのかと反省もしました)

 

そして、もう一つ学んだのが、アメリカの大学のオフィスの様子です。普段、大学生活をしていると、授業や課外活動に追われ、オフィスってなかなか見ることがないと思うんです。教授のオフィスに行くことはあっても、用が終わればさっさと帰ります。

だから、アドミッションオフィス内で何時間も働いていると、アメリカ、少なくともオーバリンでは、みんなどんな風に仕事をしているのか見えてきて凄く面白いです。昼休みの長さに驚いたり、みんなの作業スタイルとか、合間合間の会話とか、ちょっとしたことが興味深いです。そんな風にして、普段の大学生活では見えない部分を垣間見れたのが、インターンのもう一つの良さだなと思います。

 

だから、もしこれから留学する人がいたら、ぜひ、大学内でのアルバイト等してみてほしいです。図書館や食堂みたいな、学生がたくさん働いているところも良いけど、そうじゃない、ちょっとニッチな仕事にはまた発見がたくさんあるのではないかなと思います。

 

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最後に、最近のキャンパスの綺麗な朝焼けを貼っておきます。朝のキャンパス、大好きです!!

 

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決断疲れ

こんにちは!

 

2月は一切更新できず、アクセスも減っていたのですが、更新率を上げたら一気にアクセス数が増えました。読んでくれている方々、ありがとうございます。

周りにも読んでくれてる人たちが何人かいて、コメントがすごく励みになっています。

 

さて!今日は決断について書こうかなと思います。よく、人は1日の中で何度も決断をする、とか、スティーブジョブスは小さな決断で消耗する体力を最小限にするために同じ服を毎日着た、とか聞いたことがある人も多いかと思います。

 

意思決定というのは、大きかれ小さかれ少しずつ人を疲れさせてくるものです。それを最近自分自身の生活の中で実感しています。

 

私は普段、大学の食堂や売店には滅多に行かず、自炊をしています。自炊といっても簡単なもので、オムライスや親子丼、うどん、カレー、パスタなど。あとは今学期はとんぺい焼きにハマったりもしました。日々、何を作るか、何を使ってどういう手順を踏むか考えて実行するのが好きです。

時間がない時には売店にも行きますが、そこでものんびり悩んで、サラダかピザかサンドイッチかスープかと色々なオプションを検討します。

 

それらの行為が、ここ1週間ほど、一切できなくなってしまったんです。

私は、2つ前の記事でも少し触れましたが、いま割と大きな決断をいくつかしなければいけない状況にいます。

 

ryooberlin.hatenablog.com

どれも簡単には答えが出なくて、なかなか人に相談もできないし、殆どずっとそのことについて考えている状態です。

 

そしたら、全く意識はしていなかったのに、日々の食事が同じになっていったんです。課題の量が多い日に料理ができないのはまだわかるのですが、売店に行っても、考える隙も与えずに、何かしらあるだろうと冷たいサンドイッチコーナーに一直線。

そこで目についた食べられそうなものを持ってすぐにお会計。大学のミールプランに含まれているのに、サイドも飲み物もつけずにその場を去ります。

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時間のある時でも、部屋で何か食べようか、と考え始めるとそれだけで疲れてしまう。スープを飲むだけなら、お湯を沸かして、飲んで、お皿洗うのにも大した時間はかからないし、勉強時間にも殆ど全く影響しないのに、体が拒否します。

 

なんでこんなに食事がワンパターンになってしまったのか、2つ前の記事に書いた時にはわからなかったのですが、これはどうやら意思決定疲れだ、と気がつきました。

今は、すぐには決められない、大きな選択をいくつも抱えていて、すでに疲れ切っているわけです。だから、それ以上に選択する脳のキャパがなくて、他のことはどんどんシンプルになっていったんですね。

 

私が大好きな本、メンタリストDaiGoさんの、超集中力という本にも、そのことが書かれていました。人は意思決定するのにウィルパワーというのを使うけど、そのウィルパワーは電池のように、使えば使うほど消耗していくという話です。今は身の回りのことにウィルパワーを使えない状態のようです。

 

では、どのようにしてウィルパワーを増やすか。今手元に本がないのではっきりとは、覚えていないのですが、睡眠は間違いなく入っていたと思います。…それも足りていません。

課題の量によって寝られていない状態。そういえばこの間、人に聞いた話だと、人間は睡眠不足の状態だと、何か危険なことがあってもぱっと身を守るために動けないため、普段は平気なことでも怖く感じたりするらしいです。寝不足のジェットコースターは普段より怖いということでしょうか。

 

少し話が逸れましたが、何とかしないといけないなと思っています。思っていてもなかなか行動に移せる余裕が今の生活にないんですよね。

抱えていた悩みは、一旦答えを出したものもあるので、少し楽になったかな?色々とグダグダ悩んでいた時にふとしいたけ占いを開いたら、今週の占いで、今決めなければいけないことはどっちを選んでも正解ですと書かれていて、びっくりするくらいスッキリしました。

とりあえず支えてくれる周りの人たちに上手く頼りつつ、まずは春休みまで切り抜けたいと思います。

2月の読書記録

1月の読書記録を更新したばかりですが、2月のも書きます!2月は新学期が始まったということで、普段は学期始めは新たなルーティーンに慣れるのに時間がかかってなかなか本が読めないのですが、今回はかなり読めて嬉しかったです!

 

1冊目!

号泣する準備はできていた (新潮文庫)

号泣する準備はできていた (新潮文庫)

 

大好きな江國香織さんです。空港内の、免税される本屋で見つけて買ってしまいました。短編集で、どのお話も恋愛や、ちょっとした日常の中の感情や気持ちの揺れ動く姿を描いています。江國香織さんの描く、人々の繊細な気持ちの動きがすごく好きです。

 

2冊目!

葡萄と郷愁

葡萄と郷愁

  • 作者:宮本 輝
  • 発売日: 2013/04/19
  • メディア: Kindle版
 

大学の日本語学科のオフィスで借りた本。東京とアムステルダムで同じ日、同じ時間に決断をしなければいけない状況に陥った2人の女性のお話が、交互に綴られています。この2人の関連性が読んでも全くわからなくて、そこはもう一度読んでみるべきかなと思っています。が、凄く引き込まれるお話で、読んでいて楽しかったです!

 

3冊目!

太郎物語: 大学編 (新潮文庫)
 

高校編を12月に読みましたが、やっと読みました大学編。同年代にしては落ち着いて自立していて、それでいてぶっ飛んでいる太郎のお話を追うのは凄く楽しかったです。元気がもらえます!

 

4冊目!

The True Confessions of Charlotte Doyle

The True Confessions of Charlotte Doyle

  • 作者:Avi
  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: ペーパーバック
 

児童書です。今学期とっている、Philosophy in the Schoolsという教育の授業で、小学校に行き、この本をもとにフィクションとは何か、真実とは何か、についてディスカッションしました。テーマが難しくてきちんと理解できず、毎週書く小ペーパーも、この週はいまいちな成績でした。

でも本自体は、凄く面白かったです!英語でフィクションの本を読むのが久しぶりだったので、英語の読書も楽しいなと思いました。

 

5冊目!

スコーレNo.4 (光文社文庫)

スコーレNo.4 (光文社文庫)

  • 作者:宮下 奈都
  • 発売日: 2009/11/10
  • メディア: 文庫
 

去年も読みましたが、好きな本は?と聞かれたら一、二位に入る本です。描写が、文体が、主人公の心の変化が、とにかく素敵なんです。今学期とっている翻訳の授業で、好きなものの翻訳をしていいとのことで、この小説を選んだので、もう一度全て読み直しました。大好きな本だからこそ、こだわりもたくさんあって、翻訳は大変な作業ですが、それでも楽しいです。

 

6冊目!

Hoot

Hoot

  • 作者:Hiaasen, Carl
  • 発売日: 2002/10/01
  • メディア: ペーパーバック
 

小学校での哲学ディスカッション第二弾の本はこれでした。この本をもとに、自分らしい選択をするにはどうしたらいいのか、自分に誠実な生き方とはどういうものかについて話し合いました。小学生にこの哲学のトピックを説明するのにまず一苦労でした。でも、自分についても再考できる良い機会となったのは良かったです。ちなみにこの本、なかなか面白くて引き込まれます。

 

7冊目!

神様のボート (新潮文庫)

神様のボート (新潮文庫)

  • 作者:江國 香織
  • 発売日: 2002/06/28
  • メディア: 文庫
 

今年、私が江國香織作品を読まない月はあるのでしょうか。というくらい読んでる江國さんのお話。神様のボート、私は大好きでした!!過去の恋愛に囚われ、引越しを繰り返す母と、それに振り回されながらも成長する娘の二つの視点で物語が紡がれていきます。引越しがテーマなところが共感できたのと、娘の強さや成長に心を動かされる作品でした。

 

8冊目!

日曜日の万年筆 (新潮文庫)

日曜日の万年筆 (新潮文庫)

 

大学の日本語学科で見つけた本。歴史小説家の池波正太郎のエッセイ。時代は少し古いですが、それも面白さの一つのエッセンスかもしれません。自分の生き方を見直したくなるようなエッセイでした。

 

以上です!

ちなみに3月は、なかなか忙しくて本が読めていません。でもあと2週間すれば春休みなので、休みを利用していっぱい読みたいです。

 

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