Oberlin life 〜アメリカ大学留学記〜

アメリカ、オハイオ州にあるオーバリン大学の1年生です。人口8000人の小さな街での大学生活について綴っています。

人と話すこと、の大切さ

を、実感しています。

 

春学期がすでに4分の1以上終わってしまいました。例年、秋に比べて春学期はあっという間です。それにしても、最近の忙しさは尋常ではなくなってきました。

今学期は、取ってるクラスの数や難易度は今までと変わらないか、むしろ簡単なはずなのに、いくら勉強しても追いつきません。今週は毎日睡眠が3時間ほど、食事も大学の売店で3種類くらいのサンドイッチをローテーションで買って勉強しながら食べていました。こんなこと書いたら海外大学選ぶ人減りそうだけど、現実です。

 

そんな日々で、ただでさえ勉強は忙しいのに、この時期は今後について考えなければいけない時期でもあります。来年度住む場所、とる授業、夏の予定、等、悩みが積み重なり、みんな心なしか普段よりストレスが溜まっている気がします。昨夜も夜遅くまで図書館にいたら、友達同士で喧嘩してる姿を見ました。私はまだですが、中間試験も徐々に始まってきているようです。

 

そういう環境にいると、ストレスや悩みを溜めてしまうことが更に増える気がします。周りもみんな大変そうだから、自分はもっと頑張れると言い聞かせる。友達みんながつらそうにしていたら自分の悩みを相談するのは憚られてしまう。

そんな状況に、ここ数週間陥っていました。最近、決めなければいけない物事がいくつか重なり、それにいまの異常な課題の量が重なって、がんじがらめになっていました。

 

何をしていても、悩みが頭から離れない。人と話していても、まっすぐにその会話に向き合えない。ついいつもより強い口調になったり、逆にぼーっとしてしまって何も言えなかったり。

さすがにまずい、と自分で思い立ち、入学した頃からお世話になってきた教授に、会ってお話ししたいです、と連絡を取りました。この方は、私が専攻を決めるまでのアドバイザーで、私の性格や興味をすごく理解してくれている方なので、何か話せるかなという一抹の期待がありました。

 

普段なかなかSOSを出すのが苦手で、高校生の頃から先生たちに助けを求められるようになりなさいと言われ続けるもギリギリまで溜めてしまう性格はなかなか変わりません。だからもう限界に近かったとはいえ、ちゃんと教授に連絡をしたのは少しの変化でした。とはいえ、実際に行くまではちゃんと話せるかドキドキでした。

 

そして実際に話してみて、今は、モヤモヤは増えたけど、行って良かった、と実感しています。他の人に、いまの悩みの一部を、普通のトーンでさらっと話した時に返ってきたリアクションとは全く違うものが返ってきたのが、予想以上で嬉しかったです。

 

また、いつも思うのが、人と話すことで、自分で考えているだけでは見えない、自分のことがわかるようになる気がします。教授と話していて、途中で自分はこんなことを考えて、悩んでいるのか、と気づかされることが多々ありました。口に出して初めて気づく自分の考えみたいなものに驚きました。

 

だから、人と話すこと、それも常に同じ同級生とかと話すだけじゃなくて、色んな人と話すことってすごく大事だなと思います。そんな会話には、色んなヒントが詰まっていたり、何かのきっかけになるかもしれません。

 

教授とのお話の方は結局、予定していた時間では話が終わらず、来週また続きをするために会うことに。いまの状況を見て、今後はもう少し定期的に会おうと教授が言ってくれたのがすごく嬉しかったです。少しでも前進できたし、いま自分がすべきことが分かったのが良かったです。

 

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とある日のキャンパス。自分の心のモヤモヤと重なるような雰囲気。

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折角なので、綺麗なキャンパスの写真も。やっぱり雪景色は素敵です。

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そして、私にとっての心の支えが詰まってる大学の建物。ここに来ると元気になれる要素が沢山あります。