3月の読書記録
こんにちは!
もう4月なんですね。あっという間!!
高校の頃の先生が、Facebookにすごく面白いエイプリルフールのジョークを投稿していて癒されました。
さて、新しい月に入ったということで、毎月恒例の読書記録です。3月は、コロナウィルスの影響により休校・春休みがあったのもあり、結構読めました!
1冊目!
この本は、大学で受けている授業のために読みました。小学校で哲学を教える授業で、今生徒たちが学校で読んでいる本をもとにディスカッションをするので、子供たちが読んでいる本を私たちも読むんです。
でもこの本、すごくよかったです!映画にもなっているようですが、飢饉の影響で学校に行けなくなったアフリカの少年が、自力で風車を作り、電気を作り出すという実話です。残念ながらコロナの影響で、もう小学校で教えることはできなくなってしまったのですが、本当なら、この本を使ってもっとディスカッションする予定だったんです。したかったなぁ、、、
2冊目!
この本は、秋学期に受けた言語教育の教授におすすめされた本で、4歳から14歳までの、それぞれの年齢の子供たちの特徴や、その年齢にあった教育方法について書かれた本です。
先述した、哲学の授業に役に立つよと友達にも勧められ、読みました。すごくわかりやすくまとめられていて、読みやすかったです!今後、教育に関わっていく中で、すごく役に経つ本だなと思いました。ただ、アメリカの子供、という限定はあるので、日本でどれくらい役に立つかは?です。
3冊目!
約一年前に、泣ける本が読みたいと言ったらおすすめされた本です。実際、かなり最後は泣けます。新型コロナウィルスの影響で休校になってすぐに読んだので、部屋で一人どよんとしてしまいました。でも、すごく心の温まる本でもあります!家族について、考えさせられます。
4冊目!
大好きな江國香織さんのエッセイです。テーマは結婚生活なんですけど、江國さんの人柄が伝わってくる本で、読んでいてワクワクが止まりませんでした。こうして見ると結婚も悪くないのかもなって思いました。
5冊目!
3月は、大学の図書館が閉まる前に江國香織さんの本を沢山借りたので、しばらく江國さんシリーズ続きます。ってことでこの本は、短編集なのですが、どのお話も舞台は同じなので、繋がりの見える面白い作品です。それぞれのお話の主人公は、同じ女子高に通う少女たち。同じクラスの人間模様でも、視点が違うと見えてくるものが違って、すごく面白かったです!!
この本は、相当な人間観察が為せる技だと思います。江國さんってどんなキャラクターもすごく上手く描くので、読んでいて本当に楽しいんです。
6冊目!
小川洋子さんの、妊娠カレンダー。この本との出会いは、大学の翻訳の授業でした。この本の英語訳をした方が、ビデオ通話を介してゲストスピーカーとして授業に参加してくださったんですね。それで、興味を持って読んでみました!英語版も読みたいのですが、まだ手に入れられていません。
この物語は、妊娠した女性の日記みたいな形で、以前読んだ本で似たようなのあったなって思いました。でも面白かったです!!
7冊目!
以前読んだ江國香織さんのエッセイ、「泣く大人」の前作です。江國香織さんのエッセイ、大好きなのですが、このシリーズは特に好きです。江國さんのおすすめの本について沢山書いてあるので、最高すぎます。
8冊目!
すごいタイトルにびっくりしたのですが、一気に引き込まれるような短編集でした。私、もともとはそんなに短編集が好きではないのですが、江國香織さんの作品たちと出会って、大好きになりました。共通のテーマがあったり、繋がりが見えてあっという間に読んじゃいました。
9冊目!
今月は江國香織さん三昧です。大学の図書館から沢山借りてきたんです。この本は、エッセイ集で、日常生活に存在する、とるにたらないものたちにスポットライトを当てた本です。江國香織さんの、絶妙な視点が最高です。こんなものに着目するのか、こんなことが書けるのか、とすごく驚かされました。
10冊目!
1月に、江國香織さんの「冷静と情熱のあいだ」を読んだのですが、そのあとに実はこのお話にはもう半分あることを知りました。江國香織さんが書いたのがあおいの視点で、辻仁成さんが書いた、順正の視点があって初めてこの物語は完成します。いま販売されているのは、この二人の作品別々で、いずれ辻仁成さんの方も読もうと思っていたのですが、図書館でこの二つが一緒になったのを見つけちゃいました。
この愛蔵版は、大学の図書館においてあったのですが、江國香織さんの書いたものと辻仁成さんの書いたものが交互に出てくるバージョンです。読んで、衝撃を受けました。作者が変わるたびに、文体が全く違うから、すぐにわかるんです。それと同時に、交互に読むからこそこの物語の良さは生きるなと思いました。
語り始めると止まらなくなりそうなくらい、この本には感情を揺さぶられました。帰国子女、という共通点があるのもありますが、主人公とものすごく共感してしまい、苦しくなりました。でも、最後には主人公の言葉に救われ、いま悩んでいることの答えまででました。何度も読み返したい、けどある程度期間を置いてから読み直したい、そんな本でした。苦しい。幸せ。両方です。
11冊目と12冊目!
江國香織さんシリーズ、最後を飾るのは、同じ本の英語版と日本語版両方!を読みました。翻訳のクラスをとって以来、日本語の小説をいかに英訳するか、にすごく興味を持つようになりました。
でも、日本語版を読んでから英語版を読んでしまうと、元の言葉や表現がわかった状態だから、翻訳のテクニックに注目しにくいんですね。なので、今回は英語版から読みました。
結論。やっぱり日本語のほうがわかりやすい。
すごく、うまく訳されてる部分もあれば、少し英語的にはわかりにくいところもありました。それと思ったのが、漢字の威力。登場人物の名前が漢字で表現されているだけで、その人のキャラクターに深みが出ることに驚きました。また同じ本を二言語で読むの、やりたいと思います。
以上です。大好きな江國香織さんの本を沢山読めた1ヶ月でした。4月はオンライン授業が始まり、新しい生活に慣れるのに少し手こずっていますが、それでも普段よりは時間があるので、沢山読みたいと思います。
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