Oberlin life 〜アメリカ大学留学記〜

アメリカ、オハイオ州にあるオーバリン大学の1年生です。人口8000人の小さな街での大学生活について綴っています。

日本とアメリカの違い?

10月終わりですね、、

秋休み後、最初の1週間ということで、軽めの週を送る人が多い中、いきなり中間試験があって割と詰んでいます。昨日今日はハロウィンで浮かれてる人たちを横目にひたすら勉強。にしても、週の真ん中にパーティーする時間をどうやってあの人たちは見つけているのか謎です。

 

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私の唯一のハロウィンは無料で配布してたカボチャのケーキとシュガークッキー。クッキーがアメリカにしては珍しくほのかな甘さで嬉しかったです。

 

さて、そんなわけで早速勉強ばかりな日々ですが、一緒に勉強している数学仲間との会話が面白かったので書きたいと思います。

 

話していたのは、就活と仕事についてで、相手はアメリカ人、カリフォルニアのシリコンバレー辺りで育ったアメリカ人。

大学卒業後の進路の話になったので、日本の就活や、最近なくなりつつはありますが終身雇用について話しました。

そしたらその子の返事はただ一言。

"Don't you get bored?"

「飽きないの??」でした。

 

これに、ちょっと衝撃を受けたんです。日本では、同じ会社に何年もいることは、普通のこととして受け入れられていると思います。仕事に情熱を持っている人はもちろん沢山いますが、仕事に飽きるとか楽しいかどうかを考える人がどれくらいいるのでしょう。

 

その子は、お父さんが最低でも5年のスパンで転職を繰り返していると言っていました。面白い仕事を追い求めること、仕事に情熱を持つことが普通で、同じ職場に10年もいるなんて信じられない!と言うのです。衝撃でした。私の父が20年近く同じ会社にいると言ったら、その子はすごくすごく驚いていました。

 

また、将来の夢についても話しました。彼女のお父さんが今でもより情熱をかけられる仕事を求めているように、彼女自身も、そして周りも、明確な夢はなくとも、何かを成し遂げたいという思いは常に持っていたと言います。実際に大学でも、野心家ばかりです。それに対して、私は高校時代、日本の友達に夢を語ったら引かれたことがありました。夢を持っていないことは普通だと語った友達に驚いたあの時の経験を大学の友達に話したら、私以上に驚いてくれました。むしろ信じられないといった感じで、日本人は日々なんのために働いてるんだと聞かれました。

 

もちろん、彼女の出身がシリコンバレー近くで、目まぐるしい変化を遂げる地域であるのは、彼女に影響を与えていると思います。でも、楽しさややりたいことを追いかける姿勢というのはアメリカでよく目にすることだなと感じます。

 

これに関連して思い出したのが、先日アドバイザーに言われた言葉でした。私は今学期、課外活動も授業もかなりウェイトが重く、つらい日々を送っていたのですが、その話をアドバイザーとしていたときです。とある仕事を辞めるべきか迷ってると言ったら、楽しい?と聞かれたのです。そして、大学生活はあなたのもの、楽しくないなら意味がないから、大学生活を何より自分にとって楽しいものにしなさいと言われました。

 

これ、あとでお母さんに話したら、日本で先生にそんなこと言われるなんてありえないよねと言われました。その通りだと思います。ここでも楽しさを追い求めること、をはっきりと言われたびっくりな出来事でした。

 

別に、何が良い悪いと言う話をしたいわけではありません。楽しさばかり求めていられない時は絶対にあると思います。でも、この思考パターンの違いはすごく面白いなと思いました。

そしてこれ、考えるべきことだと思うんです。最近の日本は、就活とか終身雇用に関して、変わってきています。ただ、様々な制度の改革が、単に他国に合わせるためであるならば、そこは考え直すべきなのではと思います。なぜなら、その制度に至った過程には、日本と例えばアメリカの、こういう思考の違いがそもそもあるからです。だからこそ、そんな思考の違いを見てみることというのをもう少ししてみてもいいのではないかなと思います。

 

少し重い話になりましたが、こんなことを日々考えさせられるような、刺激のある環境って良いなって思う日々です。

明日から11月!オーバリンの今夜の天気は雪!いよいよ冬が始まります、、

 

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