Oberlin life 〜アメリカ大学留学記〜

アメリカ、オハイオ州にあるオーバリン大学の1年生です。人口8000人の小さな街での大学生活について綴っています。

ジェンダーと色分け

今日は今までと少し違うタイプの記事です。

 

タイトル通りですが、ジェンダーと色について考えたことを書きたいと思います。というのも、今日、経済学の授業で、グラフが出てきたんです。そのグラフが、男女の労働者の割合のグラフだったのですが、男性が赤で女性が青の線だったんです。

 

で、見た瞬間にあれ?なんで女性の方が労働者の割合多いの?って思い、すぐに欄外を見て男性が赤ってことがわかったのですが、そこで自分の中で男性は青、女性は赤っていう無意識な思い込みがあることに気がつきました。

 

この意識、日本では今も根強く残っている気がします。トイレの表示もしかり。実際、私も日本で公共の場でお手洗いに行く際は色で見分けることもあります。

 

でもこれって単なる思い込みというか、最近の性の区別を無くそうとするリベラルな動きにすごく反してるんですね。オーバリンはかなりリベラルなことで知られていて、トイレ、シャワーは基本的に男女共用です。そうでないところでも、表示に別の色が使われていることはまずありません。

 

表示以外のことにも言えると思います。私は、長期休み中、日本で子供向け遊戯施設のおみやげ屋さんでアルバイトしていました。その時に気になったのが、売っているおみやげにはっきりとピンクと青、女の子用と男の子用、という区別があったことでした。そして、その色分けを気にしていたのは子供よりも親でした。

 

子供たちの中には、女の子でも緑や青の物を好む子もいました。でも、それに対して、親がこれは可愛くないよ。それ男の子のじゃん。等の声かけをしている姿が見かけられました。また、子供たちでも、小学生や大きい子が下の子にそれ男の子の(女の子の)だよと声かけする姿が見かけられました。その時に、親世代や社会によって子供たちも性別と色に関する価値観が植え付けられているのを目の当たりにしました。

 

これに対してどうすべき、とは今の私には言えません。でも、授業を通して、今まで自分に知らず知らずのうちに植え付けられていた思い込みを意識することができました。だからこそ、これからも自分の中の無意識にある価値観に目を向けていきたいと思いました。

 

今夜には履修登録完了すると思うので、今学期の授業については近日中に書きたいと思います!